放送日: 2026-05-30 人・インタビュー

「外フワフワ、中トロトロ」──大阪のソウルフードが、肝付町にやってきた

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番組名:あやみのふるさと再発見


香ばしい匂いが鼻をくすぐった瞬間、もう頭の中はたこ焼きのことしかなかった。
かつお節が踊り、ネギがたっぷり散らされた熱々のたこ焼きを前に、パーソナリティは思わず声を上げた。「外はフワフワ、中がトロトロしてる!」
フーフーしながらハフハフ言いながら、結局8個をペロリと完食。
それが、肝付町前田にオープンした「なにわたこ焼き はっちゃん」との最初の出会いだった。

大阪育ちのソウルフード、肝付町へ

店長の初恵さんは大阪のご出身。子どもの頃は駄菓子屋のたこ焼きを食べ歩き、自宅ではたこパーティーが当たり前の日常だったという。
「大阪の人ってたこ焼き器はほぼみんな持ってますよ」と笑うその言葉に、関西のたこ焼き文化の深さを感じる。
「小腹が減った時のおやつにも、昼ごはんにも、ビールのつまみにも。超身近なソウルフードかな」
そんな初恵さんが、楠隼中高一貫校前のこの場所を選んだのは、学生さんや地元の人が気軽に立ち寄れる立地だったから。
ミネサキ、コスモス、コメリが近くに揃うこのエリアなら、買い物帰りにも寄りやすい。
2025年11月27日のオープン以来、その読みは当たっている。

企業秘密の出汁、長芋、そして特製ブレンドソース

「こだわりの出汁は企業秘密ですが……」と前置きしながら、初恵さんは教えてくれた。
はっちゃんのたこ焼きは、一般的なたこ焼きよりも出汁の量が多い。だから中がトロトロになる。でも出汁が多い分、生地が固まりにくいため、高温でじっくり焼き上げる。少し待ってもらうのはそのためだ。
さらに生地には長芋が入っていて、それがふわふわ感を生み出している。
ソースも独自のこだわりがある。何種類ものソースを独自でブレンドした特製ソースは、たこ焼きとの相性を徹底的に突き詰めた一品だ。
「だからかも」と初恵さんが笑うその自信、食べてみると確かに納得できる。

悩ましいほど豊富なメニュー

メニューを見ると、いい意味で迷う。定番のソース、人気ナンバーワンのソースマヨ、さっぱり食べられるソースマヨネギ、出汁の旨みを引き立てる塩、そして塩ネギ。
さらに最近登場した新メニュー「ブラマヨ岩塩」が、じわじわと評判を呼んでいる。
「ブラックペッパーのパンチが最後まで後を引く。レモン果汁を添えてるんで、それが全体をまとめてくれる感じで」と初恵さん。パーソナリティも「これ絶対ビールに合う!」と太鼓判を押していた。
途中でレモンをかけると味変も楽しめる、夏にぴったりの一品だ。
そして5月13日からスタートした新名物が「タコセン」。
大きなエビセンにたこ焼きが2個挟まれた、大阪名物のハンバーガーのような一品で、1個300円。紙に包まれて渡されるので食べやすく、ボリュームも満点だ。さらにかき氷も300円で登場し、鹿児島の暑い夏に向けて着々と準備が整っている。
さらに新メニューを考案中だという。楽しみだ。

学割があるから、学生さんも来やすい

楠隼中高一貫校の前という立地を活かし、初恵さんが大切にしているのが学生との関係だ。
「4月から入学した女子中学生が友達と来てくれて、一緒にいろんな話をしながら食べていってくれるんですよ。それがすごく嬉しい」と目を細める。
嬉しいだけでなく、ちゃんと行動でも応えている。学割があり、たこ焼き各種100円引き・タコセン50円引きから楽しめる。「親元を離れて来てる子もいると思うので、はっちゃんとお話しして、ちょっと心を許してもらって待ってますよ」という言葉に、お母さんのような温かさがにじんでいた。

熱々を、できれば店内で

初恵さんには一つ、お願いがある。「持ち帰りが多いんですけど、できれば作りたてを店内で食べてほしい」。店内には飲食スペースもあり、インスタのフォロワーにはジュースが無料サービスされることも。
急いでいるときは電話で先に注文しておけば、できたてをすぐ受け取ることもできる。
大阪のソウルフードが、肝付町に根を張り始めた。
フワフワと、トロトロの熱々を頬張りながら、初恵さんと会話を楽しむ。
そんな昼時が、この町の新しい日常になっていく予感がする。


なにわたこ焼き はっちゃん(肝付町前田・楠隼中高一貫校前道路向かい)

営業時間:10:00〜18:00
定休日:火曜日
電話:090-4142-8282(先注文OK)


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