放送日: 2025-04-12 人・インタビュー

チャーシューがとろける。お弁当は完売。肝付町に生まれた新しい”食の居場所”──まるみ食堂

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番組名:あやみのふるさと再発見


お昼どき、 暖簾をくぐったら、お弁当がきれいに売り切れていた。
「すごい、全部完売してる!」
思わず声が出るほどの光景に出会ったのは、さとことまなみの食いしん坊コンビが肝付町前田の「まるみ食堂」を訪れた日のこと。
オープンからまだ1週間ちょっと。それでも、すでに地元の人たちの心をしっかりとつかんでいた。


チャーシュー麺、一口目の衝撃

迷わず注文したのは「まるみチャーシュー麺」。運ばれてきた丼を見て、二人の顔がほころんだ。
「チャーシューがいっぱい!やばいね、これ」
「とろける……おいしい!茹で具合がバッチリ!」
手作りのチャーシューは、箸を入れるとホロリとほどける。野菜はシャキシャキとした食感が残り、スープはさっぱりとしながらも深みがある。気づけば「大盛りにすればよかった」「ご飯も我慢しないで頼めばよかった」と後悔するほど、あっという間に完食していた。
店内での食事は11時から14時半まで。ラーメンとご飯というシンプルな構成だが、それだけに一杯一杯に対して心を尽くしているのが伝わってくる。

25種類のお弁当と、作り手のこだわり

まるみ食堂のもうひとつの顔が、お惣菜とお弁当だ。唐揚げ、ハンバーグ、幕の内、のり弁……その種類は25種類以上にのぼる。
朝9時半ごろから売り出し、売り切れ次第終了という潔いスタイル。取材日もお昼前には完売していたほどの人気ぶりだ。
「自分が食べてがっかりしないお弁当を作ろうって、常に考えてやってます」
そう話すのは、ご主人のまるみさん。「自分が美味しいと思えないと出せない」というシンプルな基準が、25種類という品数にも、一つひとつの丁寧な仕上がりにも表れている。

飲食一筋、家族のために立ち止まり、また前へ

まるみさんはもともと、飲食の世界でキャリアを積んできた人だ。以前は別の店で店長も務めていた。しかし、父親が病気になったとき、牛を飼う家業を支えるために一度飲食の仕事を離れる決断をした。
3年間、牛の世話をした。父の手術が成功し、回復が見えてきたとき、ちょうどいいタイミングが重なった。
「もう一回、飲食をやろう。今度は自分で」。そうして生まれたのが、まるみ食堂だった。
グランドオープンは3月31日、大安の日。プレオープンの3日間を経て、縁起のいい日に正式なスタートを切った。接客を担う奥さんは笑顔が明るく、店に入ると自然とほっとする空気が流れている。

店名の由来は、ご主人の”まるみ”から

「まるみ食堂」という名前、少しユニークだと思わないだろうか。その由来を聞いてみると、意外とシンプルな答えが返ってきた。
「自分がまるみ(まるみ)という名前なので、これがいいんじゃないかって」
奥さんが笑いながら教えてくれた。「一発で覚えてもらえる」と二人も手応えを感じているようで、確かに「まるみ食堂」という名前は、聞いたら忘れない。インパクトと暖かさが同居している。
場所は肝付町前田の、新村畜産(焼肉屋さん)の道路向かい。大きな目印があるのですぐわかる。定休日は木曜日。

お弁当を持って、お花見へ

取材中、話題が弾んだのが「お弁当×お花見」のアイデアだ。
「桜がまだあるうちに、お弁当買って外で食べようよ」「やぶさめの里公園でもいいし、近くの堤防でもいいよね」
店の周辺にも桜の木が見え、電子レンジも完備しているからお弁当を温めてすぐ持ち出せる。ドライブが趣味というまるみご夫婦らしい提案でもあった。
「自分たちも食べるのが好きだから」と笑うふたりが作る食堂は、食べる楽しさをそのまま料理に込めたような場所だ。


オープンしたてで、SNSでの情報発信もこれから本格化するというまるみ食堂。
ラーメン一杯、お弁当一つ、その向こうに込められたご夫婦の想いを確かめに、ぜひ足を運んでみてほしい。
きっと「また来たい」と思うはずだ。


まるみ食堂(肝付町前田611-6/新村畜産道路向かい側)

営業時間:9:30ごろ〜(弁当・惣菜)、11:00〜14:30(食堂)

定休日:木曜日


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