FROM70 Field Archive

辺塚神社を訪ねて―平家伝説と地域の記憶に耳を傾ける

📍 南大隅町佐多辺塚・辺塚神社 👥 6名名参加

辺塚神社の鳥居

梅雨入り前の青空が広がる2025年6月7日、私たちは南大隅町佐多辺塚にある辺塚神社を訪れました。参加者6名が1台の車に乗り合わせ、道中も期待に胸を膨らませながら現地へ向かいました。
境内は木々に包まれ、静かな空気の中にも長い歴史を感じる雰囲気。
今回は史跡を「見る」だけではなく、地元で語り継がれてきた物語や人々の暮らしに耳を傾ける時間となりました。


活動の流れ

現地では、村山哲郎さんから辺塚神社と村山家に伝わる由緒についてお話を伺いました。
村山さんは「本来の家系図には名前だけではなく、その人がどのような人生を送り、どんな出来事があったのかまで記されているんです。」と説明してくださいました。私たちも資料を手にしながら、系図が単なる家族の記録ではなく、地域の歴史そのものを伝える貴重な資料であることを実感しました。

辺塚神社の説明板

特に印象に残ったのは、平家の落人と伝わる常盛が福島(宮崎県串間市)の十三所大明神(現在の串間神社)に子孫繁栄を祈願し、十三羽の白鷺に導かれて辺塚へたどり着いたという伝承です。(伝承として語り継がれている内容です。)
参加したメンバーからは「まるで昔話を聞いているようで、その風景が目に浮かびました」という声も聞かれました。

辺塚神社の鳥居の前で瀬角さんの説明を聞く

その後は境内を歩きながら、現在の辺塚神社が地域の複数の神社を合祀した場所であることや、昔は田植え祭りが行われていたことなど、地域の暮らしについても教えていただきました。
村山さんは「昔は小学校にもたくさん子どもがいて、お祭りもにぎやかでした。」と懐かしそうに話してくださいました。現在は人口が減ったものの、こうした思い出を語り継ぐことが地域の歴史を守ることにつながっていると感じました。

辺塚神社拝殿の前で

また、境内周辺では川や港の様子、昔は魚が多く獲れたことなど、生活と自然が密接に結びついていた頃の話題でも盛り上がりました。
歴史だけでなく、人々の暮らしや思い出に触れられたことで、辺塚という土地をより身近に感じることができた一日でした。

辺塚神社の神殿

—TAGS—

FROM70, 大隅史跡めぐり, 辺塚神社, 南大隅町, 平家伝説, フィールドワーク, 活動記録

この記録を書いた人

FROM70メンバー